国交省、庫内作業のＤＸ補助を募集

　国土交通省は４月15日、物流施設で使う省人化機器と管理システムを同時導入する企業に対し、費用の一部を補助する事業の受け付けを開始する。
　対象は倉庫、貨物利用運送企業の集配施設、トラックターミナル、物流不動産。ＡＧＶ（無人搬送車）と稼働管理システム、立体自動倉庫と搬出入管理システムなどに補助金を出す。今年度中に機器とシステムの稼働成果の確認まで終えることが条件。
　希望企業は19日午後５時までに導入計画の概要を提出。国交省と執行団体が審査した後、連絡のあった企業は22～30日に詳細な導入計画を提出する。約10社が補助金を受けられる。他に約15社は補助はないが、無料でコンサルタントの助言を受けられる。
　機器・端末の導入は１社当たり１億1500万円を上限、システム作りと機器・端末との連携は同2500万円を上限とし、補助率はどちらも２分の１。財源には2023年度補正予算15億円を充てる。
　申請書は国交省ウェブサイトから取得可能。問い合わせは物流・自動車局貨物流通事業課、電話０３（５２５３）８２９７。