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26/06/08

「ラクじゃないレース」大会初開催、軽貨物ドライバーが技術体力競う「楽じゃない。でも誇りがある」 

 「全国物流業界ラクじゃないレース2026」は5月30日、都内で初めて開かれた。主に宅配便のラストワンマイルを担う軽貨物会社など約20社からドライバーが参加し、ラストワンマイル配送で必要とされるご術や正確さ、スピード、判断力などを競った。

「ラクじゃないレース」個人戦。参加者は重たい段ボールをかついで全力疾走した

 チームはランダムに構成し、四つに分けた。チームメートは初対面も多く、まずは自己紹介などをして交流、目標などを話し合った。
 競技は、重たい段ボールを持って走る「ラクじゃないレース」、「綱引きバトル」、素早く仕分ける「ダンボール・ミッション」などを実施。
 大会のモチーフのラクダの帽子をかぶって走る選手にチームメートや家族らが大きな声援を送った。
 主催したNABI(本社・埼玉県川口市)の千畝海楽社長(24)は「軽貨物業界に入ってみると、ドライバーたちはとんでもない仕事をしていた。1日に250個運ぶ人はざらにいる。3分に1個運んだとしても休憩なく稼働して12時間半かかる。当然再配達もある。働いている人たちの技術力と精神力にすごさを感じた」と話す。
 一方、「誰でもできるわけではないすごい技術を持っているのに、社会からの評価は低く、家族が知人や友人に夫(父)がどんな仕事をしているのか言えない、誇れないような雰囲気も感じていた」(千畝社長)。
 そんな時、消防士の消防救助技術大会の動画を見た。「観戦している家族が『パパ格好良い。来年も頑張って』と声援を送っていた。これだと思った。働いている人も家族も誇れる気持ちになれるイベントを開催したいと思い準備を進めた」と説明する。
 大会のモチーフには、過酷な砂漠で物資を運び文明同士をつないできたラクダを選定。「楽じゃない。でも誇りがある」という思想の下、現場で培われた技術や判断力、体力を測れるような競技を構築した。
 千畝社長は「この大会に参加して、観戦して、軽貨物業界で働き続けたい、働いてみたいと思ってくれたらうれしい」と期待を寄せた。