全ト協・引越事業者優良認定制度、23年度248事業者を認定

　全日本トラック協会（坂本克己会長）は12月18日、2023年度の「引越事業者優良認定制度（引越安心マーク）」で、248事業者を認定した。安全・安心な引っ越し事業者を客観的に評価・認定し、消費者が事業者を安心して選択できる環境をつくる。
　認定事業者は車両のステッカーや宣伝媒体などに「引越安心マーク」を使用できる。また相談窓口を設置し、約款や関係法令に沿った対応を行う。
　今年度認定された248事業者のうち、新規認定は16事業者、更新認定は232事業者。認定の有効期間は24年１月１日～26年12月31日。21～22年度分と合わせた認定総数は353事業者（1720事業所）となる。
　引越事業者優良認定制度は14年度に創設。引っ越し事業者の引っ越しサービス名称を認定単位として、客観的に評価・認定する。安心・安全な事業者の「見える化」や、引っ越しの苦情やトラブル防止が目的。申請資格は全ト協が20年度以降に行った引越管理者講習修了者が１人以上在籍すること、もしくは全ト協の「安全性優良事業所」の認定を受けていることなど。審査基準は、引っ越しに関する法令順守や苦情に対応する体制の明確化などを設定している。