ＮＸＨＤ、米テキサスで新倉庫の営業開始

　ＮＩＰＰＯＮＥＸＰＲＥＳＳホールディングス（本社・東京、斎藤充社長）は４月20日、米テキサス州でＮＸアメリカの新倉庫を稼働した。顧客の生産管理に併せた入出庫管理を行い工場在庫の適正化を実現し、顧客の増産計画にも貢献する。
　ＮＸアメリカサンアントニオクロスドックセンターの所在地は、テキサス州サンアントニオ市。倉庫面積は、１万8300平方メートル。自動車関連部品の保管は良そうや検品、仕分け、輸出入手配などを行う。
　アメリカでは西海岸でのコンテナ船の混雑が深刻になっている。また半導体不足などで生産混乱が生まれ、顧客の在庫管理や生産ラインにも影響が生まれている。
　ＮＸグループは、新倉庫の建設で、生産ラインに同期した入出庫などジャスト・イン・タイムが可能な体制を構築。工場内にフリースペースをつくることで、顧客の増産計画にも貢献する。
　環境への配慮も進める。配備するフォークリフトを全車電動化。照明には、ＬＥＤ（発光ダイオード）を利用している。
　ＮＸグループは、「今後もネットワーク・機能を生かして、顧客の高度化・多様化するニーズに応えたい」とする。