- 物流企業
26/07/03
ニッコン、日本物流大賞で奨励賞2件を受賞
ニッコン(=旧・日本梱包運輸倉庫、本社・東京、田代和晃社長)は、日本物流団体連合会主催の「日本物流大賞」で、取引先や自治体と共同で進めた2件が奨励賞を受賞した。中長距離輸送で二酸化炭素排出量と運転時間の削減を両立し、環境負荷と労働負荷の双方で成果を上げた点が評価された。
石川県―大阪府間の輸送では、ダブル連結トラックを活用した乗り継ぎ運行体制を構築し、1台で大型トラック2台分の輸送を可能にした。二酸化炭素排出量を削減するとともに、乗り継ぎ方式によってドライバーの日帰り運行を促進し、運転時間の短縮につなげた。工場出荷タイミングの調整でリードタイムを維持し、トラックバース予約システムの活用で荷待ちや積み降ろしの時間を最小化するなど、産官連携による地域全体の物流最適化モデルとして評価された。
また、三重県―熊本県間の自動車部品輸送では、既存のトラックと内航海運による輸送体系に鉄道輸送を加え、BCP対応力を高めた。31フィートウイングコンテナを5個新造し、積載効率を維持したまま大型トラックから鉄道への移行を可能にしたほか、熊本発の復路貨物を確保して往復運行を実現。従来のトラック輸送と比べ二酸化炭素排出量を73・7%、運転時間を73・1%削減する成果を上げた。
ニッコンは、ドライバーの労働規制強化に伴う物流2024年問題以降も続くドライバー不足や労働環境の課題、カーボンニュートラルへの対応を重要テーマと位置付けている。受賞を機に、先進技術の導入や他事業者・自治体との連携をさらに深め、持続可能な物流の実現を目指す。
執筆者:Ye-Live編集部
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