• 物流企業

26/06/23

山九、日本物流大賞で奨励賞2件を受賞

 山九(本社・東京、中村公大社長)は、日本物流団体連合会主催の「日本物流大賞」で、取引先と共同で取り組んだ2件が奨励賞を受賞した。いずれも輸送方法の見直しで二酸化炭素排出量と運転時間を大幅に削減した点が評価された。
 1件目は日本ゼオン、伏木海陸運送との幹線輸送の仕組み改善。日本ゼオン水島工場(岡山県)から氷見二上工場(富山県)への陸上輸送の一部に鉄道を導入し、25年7月に運用を始めた。20フィートコンテナで積載効率を高め、近接地に新設した倉庫で在庫管理し、波動の大きい樹脂輸送でも安定操業を実現。位置や数量もデジタルで可視化した。二酸化炭素排出量を62%、運転時間を68%削減し、環境・労働・BCPの3領域で成果を上げた。

日本ゼオンらと取り組んだ幹線輸送の仕組み改善。トラック直送(上)を、鉄道を活用する方式(下)に見直した

 2件目は三井化学とのDX分析に基づく輸入港切り替えによる低炭素・省人化物流の構築。同社の物流BIツールと生成AIで、待機時間や輸送距離、二酸化炭素削減効果から最適な輸送方法を特定した。東京港で輸入し市原工場(千葉県市原市)まで運ぶ貨物の輸入港を、混雑が少なく同工場に近い千葉港に切り替えた。2025年10月に一部製品で運用を始め、二酸化炭素排出量を21・2トン、運転時間を385時間それぞれ削減した。
 山九は今後も、脱炭素社会の実現とドライバー不足の解決に取り組み、持続可能な社会に貢献する。

Ye-Live編集部

執筆者:Ye-Live編集部

物流の専門紙『輸送経済』がリリース情報を中心にお届けしています