- 物流企業
26/06/04
日通、成田空港の航空貨物検査に爆発物探知犬を導入
NXグループの日本通運(本社・東京、竹添進二郎社長)は6月、成田空港の「ナリタ・エアカーゴ・シティ」内にある第2・第3物流センターに爆発物探知犬(EDD)を導入し、順次運用を始めた。航空貨物の検査体制の強化が求められる中、保安レベルの一段の向上を図る。
ナリタ・エアカーゴ・シティの物流センターで、米国の専門機関で訓練を受けた探知犬「ボノ」とハンドラーによるEDD検査体制を整備した。探知犬は米国運輸保安庁の基準に基づく訓練を受け、高い検知能力を備える。既存のX線検査装置と組み合わせて運用することで、検査効率を保ちながら保安体制を強化する。
従来のX線検査では貨物の形状や材質によって対応が難しいケースがあり、検査体制の限界が課題となっていた。2026年1月には航空保安制度の改定で検査要件が厳格化。日通は国土交通省航空局が新たに認めた爆発物検査手法EDDを導入し、長大貨物や特殊貨物にも検査の幅を広げる。現行制度では米国向けや米国経由便には適用できないため、対象を見極めながら段階的に運用する。

「ナリタ・エアカーゴ・シティ」で、ハンドラーと並ぶ爆発物探知犬