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26/05/28

鴻池運輸、生成AIプラットフォーム「グリーン」を導入

 鴻池運輸(本社・大阪市、鴻池忠彦会長兼社長)はこのほど、社内の複数システムを横断検索できる企業向け生成AIプラットフォーム(基盤)「グリーン」を、日系物流企業で初めて導入した。少子高齢化・人材不足による生産性向上を目的に、昨年発足した「生成AI活用プロジェクト」の一環で、「全社AI基盤の構築」と「AI人材育成」に取り組む。
 2025年11月、情報通信技術を推進するICT推進本部および一部部門の約100人を対象にグリーンの先行利用を開始。現在は約1200ライセンスで本格稼働中で、社内の主要クラウド型業務ソフト(SaaS)を横断した検索やレポート作成、AIエージェント開発に活用している。研修参加者は累計約600人に拡大しており、定型資料作成の自動化やFAQチャットボットなど複数のユースケース開発も進んでいる。
 同社では23年より生成AI活用を推進してきたが、部門や個人ごとに異なるAIツールを利用する「シャドーAI」が生じ、セキュリティやガバナンスの面で課題が生じていた。また複数のSaaSに社内知識が分散し、資料検索や会議準備に時間を要するなど、意思決定のスピードにも影響が出ていた。
 こうした課題を解消するため、主要SaaSとの横断検索・自動化性能や高いセキュリティ・ガバナンスを評価し、グリーンを全社標準のAI基盤として採用。26年度内に月間利用ユーザー数約600人への拡大、AIを日常的に活用する「AIプラクティショナー」約600人・「AIアンバサダー」約100人の育成、実用的なAIエージェント75本の稼働を目指す。