- 物流企業
26/05/26
ニチレイロジ、ピーエムティーと冷凍AMRの実証実験を開始
ニチレイロジグループ本社(本社・東京、盛合洋行社長)はこのほど、ロボット開発・製造を手がけるピーエムティーと連携し、冷凍環境に対応したAMR(自律走行搬送ロボット)の実証実験を開始した。マイナス20度環境下での搬送自動化モデルの確立を目指す。

実証実験を行う冷凍AMR
実証実験はニチレイロジのR&Dセンターで実施する。試作機による搬送作業の検証や単体・複数台連携での制御検証、冷凍環境下での耐久性・安定稼働評価を実施する。倉庫内横持ち・仮置き搬送など実作業への適用や、トラック荷降ろし後の搬送工程の自動化も検証する。
開発中のAMRはマイナス20度以下での連続稼働に対応するほか、冷凍・冷蔵・常温の3温度帯にわたって安定した運用が可能。自己位置推定と地図生成を同時に行うSLAM技術を活用した高精度な自律走行により庫内搬送を効率化する。大規模な設備改修を必要とせず、既存レイアウトのまま導入できる拡張性も特徴だ。
冷凍倉庫での作業は作業者への身体的負荷が高く、人材不足の解消や安全性の確立が課題となっている。また、冷凍食品市場の拡大や改正物流効率化法への対応から、冷凍倉庫の省人化・高度化は業界全体の重要なテーマとなっており、実証実験を通して自動化による解消を図る。
両社は、今後R&Dセンターでの実証を経て量産化を推進し、複数拠点への展開を図る。将来的にはAMRを中核とした統合物流システムの構築を目指す。