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26/05/19

日通、物流ウェブアプリのAI出荷予測機能を強化

 NXグループの日本通運(本社・東京、竹添進二郎社長)は、物流ウェブアプリ「DCX(デジタル・コマース・トランスフォーメーション)」のデータ分析サービス「ビジネスインサイト」のAI出荷予測機能を強化した。サプライチェーンの複雑化が進む中、迅速な在庫戦略の立案を可能にする。
 主な強化内容として、まず予測の算出時間を、従来の1アイテム当たり1~2時間程度から約5分へと大幅に短縮した。予測は日別・週別・月別で最大半年先まで算出できる。次に複数アイテムの一括予測に対応した。多品目を取り扱う荷主でも主要な製品群の予測を一括・短時間で実施でき、業務負荷の軽減につなげる。
 またAIによる予測では統計的な確率に基づき10段階の予測結果を算出できる。欠品リスクを最小化したい、過剰在庫を抑えたいといった商品ごとの戦略に応じ、最適な予測値を選択できる。さらにAI出荷予測を「ビジネスインサイト」の各種分析メニューと組み合わせることで、より具体的な販売戦略の立案を支援する。
 近年のサプライチェーンの複雑化を背景に、販売機会の損失を防ぎながら適正在庫を維持するため、精度の高い出荷予測の重要性が高まっている。日通は、倉庫内で蓄積された業務データを基に入出荷履歴や在庫明細をリアルタイムに確認できるDCXを提供してきた。2025年4月には、AIを活用した出荷予測機能の提供を開始。今回の機能強化で、変化の激しい市場環境に対応した迅速な在庫戦略の立案を後押しする。

             強化したAI出荷予測機能のイメージ