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26/04/14

日通ら、倉庫での電動モビリティ活用で多様な人材活用可能か東大と検証

 日本通運(本社・東京、竹添進二郎社長)と近距離電動モビリティを手がけるWHILLは4月13日、作業用電動車いす「ウィル」を使った倉庫での働きやすさを確かめる実験を行った。身体的制約のある人材でも倉庫作業に参加できる環境整備を目指した取り組み。作業性と心理面の両面で有効性を確認した。
 東京大学大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻の二瓶美里研究室と連携した。模擬倉庫でのピッキング作業評価や、就労場面での評価、「ウィル」の使いやすさなどを検証した。
 主な成果として、ピッキング作業の就業可能性が拡大することを確認。仕事への活力や自信といった心理面にも、前向きな影響がみられた。一方、現場実装に向けた課題として、最下段作業への対応や座面の昇降・小回り性能の機能拡張などが論点として整理された。
 今後、WHILLの技術力と日通の業界知見を融合した作業専用モビリティの開発を進めていく。既に日通社内での活用が決定されており、将来的には同様の課題を抱える企業への展開も視野に入れている。

近距離電動モビリティ「WHILL」を活用した倉庫内ピッキング作業の実証