- 物流企業
25/06/17
ラストワンマイル協組、7月「宅配ミニ」のサイズ・単価を見直し新運賃
ラストワンマイル協同組合(志村直純理事長)は7月、小口配送サービス「宅配ミニ」で取り扱う荷物のサイズと単価を見直す。「情熱運賃」として、より安価で安定的な配送の仕組みを提供する。通販・EC業界をはじめとする顧客企業の物流課題の解決を後押しする。
従来サイズの3辺合計55センチメートル以下で重さ1・5キログラム以下の荷物は、月間個数・時間帯・配送エリアなどの契約条件によって、従来(1個320円)よりも安価な運賃設定が可能になる。
また、取り扱いサイズを拡大し、3辺合計60~100センチメートル以下で重さ10キログラム以下の荷物も、契約条件によって同協組の同サイズの通常料金よりも安価になるという。
同協組は2018年に設立。中小運送会社が連携して荷主と直に契約することで多重下請け構造を排し、組合員のネットワークで配送を行っている。共同受注・共同配送のメリットを生かした混載配送で効率化を図り、業務の簡素化、独自システムの活用による省人化などで、より安価な運賃と高い配送品質を目指してきた。
宅配ミニは24年3月、一部エリアでトライアルを開始し、現在は関東1都2県、中京1県、近畿2府1県でサービスを提供している。