- 物流企業
25/05/09
トナミHD、6月19日上場廃止 MBOへ株式併合
トナミホールディングス(本社・富山県高岡市、髙田和夫社長)は5月1日、日本郵便と手を組んで行うMBO(経営陣による買収)成立に向け、株式併合を行うことを決めた。5月30日に開催する臨時株主総会での承認を得て、6月19日、東証プライム市場への上場を廃止する。
MBOの一環で、日本郵便子会社のJWTがトナミHDに対して実施したTOB(株式公開買い付け)が4月10日に完了。JWTはトナミHD株式の87%を取得した。未取得株式のスクイーズアウト(強制買い取り)に向け、トナミHDは臨時株主総会での承認を経て、6月20日に自己株式を消却し、同23日に普通株式150万株を1株に併合する。発行済み株式は合計6株となり、トナミHDの株主はJWTのみとなる。
MBO成立を経て、JWTは、日本郵便、トナミHDの創業家、経営陣の3者が共同出資する中間持ち株会社「JPトナミグループ」に改称し、来年6月をめどにトナミHDを吸収合併する方針だ。