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25/04/30

ヤマタネ、文書保管などのアーカイブ事業を阪急阪神Gから取得

 ヤマタネ(本社・東京、河原田岩夫社長)は、阪急阪神エステート・サービスから、文書保管などのアーカイブ事業を取得する。関東・関西で、より大規模なアーカイブ事業の展開を目指す。グループ全体として、人材の活用・確保、保有する設備の有効活用を含めた事業拡大につなげる。
 ヤマタネは4月22日、阪急阪神エステート・サービスとの間で同社子会社キョクトウのアーカイブ事業を譲り受ける株式譲渡契約を締結した。4月30日、事業継承に向けた新会社「ヤマタネドキュメントマネジメント」を設立した。新会社に同事業を吸収分割で継承させた上で、ヤマタネが新会社の全株式を取得する。また、キョクトウは新会社の完全子会社となる。取得価格は非公開。
 キョクトウは1969年設立。資本金2000万円。大阪府東大阪市に本社を置き、文書管理コンサルティング事業や文書電子化事業を手掛けている。2024年3月期の売上高は3億500万円、営業利益は2100万円。
 ヤマタネグループは物流・食品・情報・不動産の4事業を柱としている。物流部門では物流センターを首都圏・近畿圏に構え、倉庫業を中心とする総合物流サービスを展開。また、アーカイブ事業を注力すべきコア事業領域と位置付けている。