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25/04/22

トナミHD、グループ初のFCトラックを京浜支店に導入

 トナミ運輸京浜支店の集配業務に利用する

 トナミホールディングス(本社・富山県高岡市、髙田和夫社長)は、トナミ運輸京浜支店(東京都大田区平和島)に、グループ初となるFC(燃料電池)トラックを導入した。脱炭素社会実現に向けて、水素の可能性・実用性を検証する。
 今回導入したFCトラックは4月21日、同支店周辺の集配業務での利用を開始した。水素充てんは、同支店が位置する京浜トラックターミナル内の「岩谷コスモ水素ステーション平和島」で行う。
 コマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ(CJPT)からの業務委託で、省エネの鍵となるエネルギーマネジメントの研究開発のため、実際の走行性能や二酸化炭素削減量などのデータを提供する。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業「グリーンイノベーション基金事業/スマートモビリティ社会の構築」の一環。
 トナミHDグループは「社会環境への貢献」を経営課題の一つに掲げており、これまでも中核会社のトナミ運輸でEVトラックの導入や水素エンジンを利用した実証などに取り組んできた。