- 物流企業
25/01/17
ニッコンHD、オートテクニックが視覚障がい者向けEV検知Sを開発
ニッコンホールディングス(本社・東京、黒岩正勝社長)は、グループのオートテクニックジャパンが視覚障がい者向けのEV(電気自動車)検知システムを開発した。目の不自由な人々が、安心して交通できる社会の実現に貢献する。
AI(人工知能)を活用した歩行者支援機器を開発した。音響検知システムに車両の接近通報音を学習させて、リュックサックに組み込んだ。AIが通報音を検知すると、リュックサックの肩ベルトに装着したワイヤーが振動して車両の接近を装着者に知らせる仕組み。今後、性能向上や小型化に向けて研究開発を進める。
同社は、EVの通報音の認知度を高める目的で、2023年から栃木県立盲学校の生徒向けに交通安全教室を開催している。25年からは、福井県立盲学校でも開く。

肩ベルトに装着したワイヤーが振動して車両の接近を知らせる

リュック内に組み込まれた機器(試作モデル)