• 物流企業

24/07/02

鈴与、西日本の医療機器物流の強化へ尼崎市に新拠点

 鈴与(本社・静岡市、鈴木健一郎社長)は7月1日、医療機器専門の新たな物流拠点「尼崎メディカルセンター」を兵庫県尼崎市で稼働した。西日本の医療機器物流を強化し、医療機器の安定した配送や利便性の向上につなげる。
 所在地は尼崎市末広町1ノ5ノ1、ESR尼崎ディストリビューションセンターOffice C4階。倉庫の延べ床面積は5450平方メートル。医療機器製造業登録倉庫として、輸入手配から在庫保管、流通加工、入出荷対応などの物流業務、検品やラベル貼付などの薬機法に基づく製造業務、出荷判定業務まで一貫して対応する。品質管理に関する国際規格ISO13485:2016認証を取得し、専門スタッフが対応する。
 阪神高速の尼崎末広インターチェンジから0・7キロメートル、大阪港へ13キロメートルの立地。配送の遅配や輸送品質の低下が致命的となる医薬品・医療機器分野で、ドライバーの労働規制強化に伴う物流2024年問題に対応する。西日本への輸送アクセスに優れた立地を生かし、リードタイムを短縮する。

ESRの物流施設内に「尼崎メディカルセンター」を開設した(写真提供:ESR)