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24/07/01

日通、物流環境大賞で3部門受賞

 NXグループ会社日本通運(本社・東京、竹添進二郎社長)は、日本物流団体連合会主催の第25回物流環境大賞で「サステナブル活動賞」「低炭素物流推進賞」「特別賞」を受賞した。二酸化炭素(CO2)排出量削減やモーダルシフトの取組が評価された。
 「建材端材の複数品目同時回収」がサステナブル賞を受賞。石こうボード・グラスウール・岩綿吸音板端材の再資源化に取り組んだ。これまで建設現場で、埋め立て処分をしていた建材端材の一部品目を、建材端材専用容器「NRBOX」で回収。建材メーカーなどが環境大臣の認可を受けて、自社廃棄物を広域的に回収し、製品原料などにリサイクルまたは適正処理する「広域認定制度」を活用し、建材原料として再資源化した。

「NRBOX」グラスウール積載時

 NRBOXは観音開きタイプのカゴ車で、積み込み時に中身が一目でわかり、品目ごとの分別を確実に実施できる。そのため、現場での建材端材の管理・回収が可能となり、回収した端材はすべて広域認定制度に基づき各メーカーの工場で水平リサイクルされる。異なる品目の建材端材を一つの車両でまとめて運搬し、回収車両台数を削減することで、CO2排出量を削減。今後、建材端材の回収現場を拡大し、さらなる環境負荷低減に貢献する。

プロテクトBOXにFresh Logiをはめ込んで輸送するサービスでエコな保冷輸送も展開

 このほかに、大成ユーレック、JR貨物と協働の「建築現場のプレキャストコンクリート部材輸送における鉄道輸送の導入」で、低炭素物流推進賞を、「プロテクト B0X With Fresh Logiによるエコな保冷輸送の実現」が特別賞をそれぞれ受賞した。