Mujin、愛知県岡崎市に新事業所を今秋開設

　産業用ロボットを手掛けるMujin（＝ムジン、本社・東京、滝野一征ＣＥＯ）は今秋、愛知県岡崎市に「岡崎事業所」を開設する。トヨタグループに提供したＡＧＶによる工場の自動化サービスを、同地域内の他社に展開する。
　新事業所の所在地は、岡崎市大平町小欠51。ムジンが開発する次世代知能ロボットのデモ機を展示するロボットイノベーションセンターを併設。またテストエリアを備え、実機ロボットを使用したテスト運用が可能。アフターサポート体制と豊富な予備品在庫も備える。
　ムジンは、これまでトヨタグループ工場内の物流・搬送工程の自動化を手掛け、同グループ内でムジン自動化ソリューションの導入が広がっている。同グループ以外の自動車産業などの顧客からの問い合わせも増加しており、数百種類の通い箱の仕分け作業自動化でも完成車メーカーへのサービス納入が進んでいる。自動車産業などの集積地である三河地域内で、顧客により近い場所でテスト運用やサポート体制を強化するため同地への事業所開設を決めた。新事業所の開設に伴い新規人員を募集する。