岩手日野自動車、矢巾町の新本社・工場５月30日に営業開始東北最大規模

　岩手日野自動車（本社・岩手県矢巾町、山田直志社長）は５月30日、新たな本社社屋、盛岡営業所、盛岡工場を矢巾町で営業開始する。盛岡市からの移転で、日野自動車販売店として東北地区では最大規模となる。建屋と工場内設備を一新して整備効率を向上させ、地域の顧客ニーズに応える。
　所在地は矢巾町間野々第２地割74ノ１。国道４号沿いで、東北自動車道の矢巾スマートインターチェンジから約５キロメートルの立地。
　敷地面積の拡大によって、構内一方通行とスルーレーンの設置が実現した。設備面では２柱リフトとフロアリフトを複数導入。また、小～大型トラック、トレーラーまで幅広く対応できる４柱リフトも複数導入した。４柱リフトは２台の自動車を同時に整備できるため、さまざまな車種の効率的な整備が可能となる。
　フロアリフトの転落防止カバーやレーンカメラを設置し、安全な職場づくりに取り組む。暑熱対策ではワーキングドームやレーンにファンを備えた。また、排水処理にはバイオ浄化システムを導入し、環境にも配慮する。