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24/04/24

イノフィス、倉庫・配送業務でアシストスーツの有用性を実証

 

マッスルスーツ「ソフトパワー」

 イノフィス(本社・東京都八王子市、乙川直隆社長)は、倉庫・配送業務でのアシストスーツの有用性を実証した。スーツの使用による腰の負荷軽減・作業時間の短縮を確認した。物流の労働環境の改善に貢献し、現場の退職率の低減につなげる。
 マッスルスーツ「Soft‐Power(ソフトパワー)」の検証結果を公開した。筋電系センサーで筋力負荷値の計測と分析を実施し、特に固定位置での繰り返し作業で最大60%の腰の負荷低減を確認した。また、着用有無による業務改善効果を測定し、原材料の運搬業務で平均約6%の時間短縮を確認した。
 実証実験のソフトパワー使用者アンケートでは、50%以上が「今後も使用したい」、45%以上が「職場で採用してほしい」、55%が「ソフトパワーがある職場で仕事をしたい」と回答した。ソフトパワーはサポーター型で、従来のアシストスーツの「邪魔」「動きにくい」などの懸念点を排除した仕様。荷物の上げ下げ、車両の乗り降り、階段の昇降などの動きにも対応し、イノフィスは「負担感軽減を体感いただけた結果」とする。