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24/04/17

ヤマトHD、長距離輸送で貨物専用機の運航開始

 ヤマトホールディングス(本社・東京、長尾裕社長)は4月11日、長距離輸送で貨物専用機(フレイター)を運航開始した。国内ECの成長で宅配便取扱数が増加する中、4月のトラックドライバーの労働規制強化や高齢化による輸送力の低下、災害による物流網寸断リスクに対応し、持続的で強じんな物流網の構築を目指す。
 長距離輸送で活用されてきたトラック、鉄道、フェリー、旅客機の床下貨物スペースに加え、新たな輸送手段としてフレイターを活用。ヤマトグループが機体を導入し、日本航空グループのスプリング・ジャパンが運航を担う。導入機種はエアバスA321-200P2F型。
 ヤマトHDは、フレイター導入を2019年から検討開始。フレイター運送の強みを生かしたスピード輸送を通じて、多様な顧客が利用できる輸送体制を構築し、地域産業の発展に貢献する。同日、運航する成田空港、新千歳空港、北九州空港、那覇空港の各空港で就航記念セレモニーを実施した。

貨物専用機の出発の様子

コンテナを搭載する様子