三菱倉庫、企業内大学「ＭＬＣアカデミー」を開校

　三菱倉庫（本社・東京、斉藤秀親社長）は創立記念日の４月15日、企業内大学「ＭＬＣアカデミー」を開校した。外部環境のさまざまな変化に対応可能な専門人材育成に向けて、「会社の事業成長と個人のキャリア形成を支援する」をコンセプトに社員が自律的に学習できる教育体制を整備するのが目的。
　ＭＬＣは同社の英名Mitsubishi Logistics Corporationの頭文字を取ったもの。同校では、従来の階層別研修、語学、資格取得講座に加え、専門性を獲得する講座、ベテラン社員による社内経験知共有講座、社員の声から生まれた「失敗事例の共有」講座、異業種との交流講座を提供。外部教育機関への派遣も行う。
　デジタル化、グローバル化など経営環境が変化する中、同社では2030年の経営ビジョン達成に向けて、従来の総合職に加え、変革を起こすリーダー、Ｍ＆Ａ、デジタル化、ＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）対応を推進できる専門人材が不可欠となっている。中長期的・計画的な人材育成のため、現行の教育システムを発展させる形で、全社員を対象に継続的・自律的に学習できる教育環境を整備した。実践に即したカリキュラムを提供し、次世代リーダーや、自ら変化を創り出しイノベーション（変革）を主導できる人材を育てる。