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24/03/19

LEVO、電動車補助の募集開始 新たに充電設備も対象

 環境優良車普及機構(=LEVO、岩村敬会長)は3月8日、商用車の電動化促進事業の募集を開始した。予算総額は約310億円で、今回から車両に加え、充電設備も補助対象となる。運送企業が非化石燃料車を導入しやすい環境を整え、自動車の脱炭素を支援する。
 商用電動車の導入支援は昨年から始まった事業で、今回で2回目。運送企業の導入コストを集中的に支援することにより、車両価格の低減や技術開発の促進につなげ、運輸部門の二酸化炭素排出量削減と、価格競争力強化を図る狙いがある。
 貨物自動車運送企業以外に、総重量2・5トン超の自家用商用車で業務を行う企業・個人事業主、商用車のリース企業も対象で、国の定める目標に準じる非化石エネルギー車の導入計画を設定することが条件。規模に関係なく応募でき、1社当たりの申請台数の上限も設けない。

車の事前登録の有無確認を

 補助対象は国に事前登録のあった10メーカー27車種のEV(電気自動車)トラック、もしくはEVバン。補助率はEVトラック・バンの場合、標準的な燃費水準車両との差額の3分の2。補助金申請する運送企業は、2月1日~来年1月31日の間に新車登録することが必要。総重量2・5トン超は事業用と自家用、2・5トン以下は事業用のみ対象とする。
 また、今回から充電設備にも補助金を出す。車両導入と一体的に行われたもので、企業の事業所や営業拠点に設置する設備が対象。導入費の半分を補助する。
 締め切りは来年1月31日で、営業所ごとに申請。審査は申し込み順で、予算残額が2割ほどになった場合、来年1月末までに申し込みのあった全申請を対象に審査する。予算残額を超える申請があった場合は、初めて申請を行う企業を優先して抽選する。
 問い合わせ先はLEVO補助事業執行部「商用車の電動化促進事業」、電話は車両担当03(5944)0883、充電設備03(5341)4728。