• 物流企業

24/03/15

クレド、埼玉県加須市で次世代物流対応施設「CREDO加須」しゅん工

 不動産投資などを手掛けるクレド・アセットマネジメント(本社・東京、塩田憲徳隆社長)は2月29日、埼玉県加須市に次世代物流に対応した「CREDO加須」をしゅん工した。輸配送業務の効率化や省人化に向けたマテハンの導入などが可能な設計。ドライバーの残業時間上限規制によりトラック企業の輸送供給力が弱まる物流の2024年問題に対応する。

「CREDO加須」外観

 所在地は、埼玉県加須市戸崎上310ノ1。東北道加須インターチェンジ(IC)から約8・5キロメートル。敷地面積は2万3399平方メートル、延べ床面積は5万231平方メートル。鉄骨造・地上4階建て。
 高速道路にアクセスしやすく、国道122号にも至近。埼玉県を含む首都圏や東北エリアへの配送拠点としての活用が見込める。
 広いトラック待機場を確保。またスワップボディ・コンテナ車両や45フィートコンテナ積載車両にも対応できるよう、通常より広い車路・バース設計とした。施設外周を回遊するスムーズなトラック動線や置き配対応区画などを設置し、輸配送業務の効率化を図る。
 物流オペレーションの自動化や省人化に向けたマテハンの導入、空調の設置などを見据えた電気容量も確保している。
 環境面では、屋上に太陽光発電システムを導入した。発電電力の一部を館内で使用することで、テナントの電気料金負担軽減に貢献する。BCP(事業継続計画)面では、72時間対応非常用発電機を備え、災害発生時におけるテナント事業継続をサポートする。