コカ・コーラとファミマ、店舗配送で車両の共同利用を開始

　コカ･コーラ ボトラーズジャパン（本社・東京、カリン･ドラガン社長）とファミリーマート（同・東京、細見研介社長）は２月上旬、神奈川県海老名市・厚木市などでコカ・コーラの店舗配送トラックの共同利用をスタートした。コカ・コーラの店舗配送車両をファミマの不定期輸送に転用。繁閑の山を吸収しあい、安定的な供給網を構築する。

　両社の配送センターがある海老名市を中心に実施。コカ・コーラの店舗配送車両を、ファミマの臨時配送便に充当する。厚木市や平塚市、藤沢市など240カ所のコンビニ店舗が対象。
　コカ・コーラは、センターから取引先の小売店舗に配送するのにパートナー企業のトラックを使用している。夏場の需要期以外は稼働率にばらつきがあったり、時間帯によっては稼働しない時間が発生していた。一方のファミマは、通常コースを決めた店舗配送を週６回行っている。ただイベントや天候、大型商品などは臨時便として、個別に車両を仕立てていた。
　今後、ファミマから発注データに基づき配車を依頼。対応可能であれば、コカ・コーラの協力会社の車両が配達を行う。まず１台からスタートし、効果を検証。今後の拡大についても検討を進める。