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24/02/19

ユーザックシステム、「送り状名人」メール送信機能を強化

 業務プロセスの自動化・効率化を支援するユーザックシステム(本社・大阪市、小ノ島尚博社長)は2月2日、データから送り状・荷札を発行するシステム「送り状名人」のメール送信機能を強化した。運送EDI(電子データ交換)を使用せずメールでの出荷データ受付を標準としている運送会社にも切れ目のないデータ送信を可能にする。煩雑な送り状発行業務の負担軽減に貢献する。

メール送信機能強化でさまざまな業務形態の運送会社に対応できる

 取引企業間を専用回線で接続しないと情報のやりとりができない運送EDI(電子データ交換)を、さまざまなソフトに対応しているCSV(テキストファイルデータ)として自動メールで送信できるようになった。
 物流会社の中には、EDIではなく、メール形式での送り状データを求める企業もあり、これまでは個別で対応しなければ行けなかった。今回の機能強化で、帳票の種類や運送EDIの有無など、運送会社ごとに異なった業務形態にも柔軟に対応できるようになった。
 複数運送会社と取引している企業にとって、送り状発行などの対応は取引者数が増えるほど煩雑になる。ドライバーの残業時間上限規制が始まる2024年問題を前に、送り状発行の改善も急務になっている。

システム画面上でデータ変換ができる