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24/01/31

三菱ふそう、物流施設にEV充電インフラ整備へESRと協業

 三菱ふそうトラック・バス(本社・川崎市、カール・デッペン社長兼CEO)は1月、物流不動産を手掛けるESRとの協業を開始した。ダイムラー・トラック・ファイナンシャルサービス・アジアを加えた3社で、物流施設にEV(電気自動車)の充電インフラを整備し、小型電気トラック「eキャンター」の普及を加速させる。
 FUSOブランドのゼロエミッション車両と、ESRの物流施設ネットワーク、ダイムラー・トラック・ファイナンシャルサービス・アジアの金融サービスを掛け合わせ、カーボンニュートラルな物流を確立する。協業の第1弾として、首都圏のESRの物流施設に、eキャンター向けの急速充電設備を順次設置していく。また、ESRの物流施設の太陽光発電などによるグリーン電力も活用する。
 三菱ふそうの顧客のEV導入支援サービス「FUSOeモビリティソリューションズ」の一環。EVトラックの充電は、ユーザーがそれぞれの拠点で充電するのが一般的な中、物流集積地のESRの拠点に充電インフラを整備する。経路充電や緊急時の充電に対応し、EVトラックの効率的な運用を後押しする。
 ふそうによると、既存の公共充電網はトラックの使用を想定していない場所・低出力などの理由で、EVトラックの電欠などに対応可能なインフラとしては、あまり認識されてこなかった。

ESRの物流施設で充電するeキャンター