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24/01/29

国交省、事故防止補助金を延長

 国土交通省は2月14日まで、事故防止対策支援推進事業の補助金申請を延長する。先進安全自動車(ASV)の導入支援と、過労運転防止のための先進的な取り組みが対象で、いずれも資本金3億円以下、または従業員数300人以下の中小企業などが申請できる。
 ASVの導入支援は、4月1日以降に補助対象装置を搭載した事業用車両を新車登録することが条件。トラックは7種類の装置やシステムに補助し、総重量により対象が変わる。例えば、3・5トン超の車両は歩行者検知機能付きの衝突被害軽減ブレーキ、先進ライトに1台当たり最大10万円、側方衝突警報装置に5万円を補助する。
 ドライバー異常時対応システム、アルコール・インターロックなどは総重量の制限がなく、10万円が上限額となる。同じ車両に複数装置を装着する場合は、1台当たりの上限が20万円となる。
 過労運転防止の支援事業は、遠隔地でのIT点呼機器の他、遠隔点呼や自動点呼機器、ドライバーの運転中の疲労状況を計測できる機器などを対象とし、4月1日以降に導入したものであることが条件。1社当たり最大80万円を上限に導入費の半額を補助する。
 申し込みは日本自動車輸送技術協会で、期間中に申請総額が予算額に達する場合は終了する。問い合わせ先は同協会事業部、電話03(5944)0652。