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23/12/19

福通、都内の配送業務に小型EVトラックを導入

 福山通運(本社・広島県福山市、小丸成洋社長)は12日18日、東京都内での配送業務に小型電気トラック(EVトラック)を導入した。二酸化炭素排出が少ない小型EVトラックを導入し、カーボンニュートラル(炭素中立)の実現を目指す。
 福通は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業に参画し、4月に水素を燃料とする小型燃料電池トラック(FCⅤトラック)を東京都内の配送業務に導入。今回はそれに続く取り組み。
 EVトラックでの配送には、航続距離の短さや電気使用によるエネルギーコストの上昇という課題がある。コスト削減のため、充電時間を最適化し、1日の中で最も電気を使用する時間帯の電力量を抑えるピークカットを実施。さらにFCⅤトラックとEVトラックを組み合わせ、両者の特性を生かした最適な配置を検討し、課題克服に取り組む。
 福通の中期経営計画「Challenge,Change 2023」では、「脱炭素社会の実現への取り組み」、「環境負荷低減による豊かな自然環境づくり」を基本方針としている。今回の取り組みにより、中期経営計画の目的達成を目指す。

12月から東京都内の配送業務に導入される電気小型トラック