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23/11/29

イー・ロジット、24年に埼玉草加FCで自動倉庫の運用を開始

 イー・ロジット(本社・東京、辻谷昌也CEO)は24年、埼玉県草加市の「埼玉草加フルフィルメントセンター」で自動倉庫を稼働する。自動化設備の導入でワンストップこん包による省人化と作業の効率化を図り、ドライバーの残業時間上限規制が始まる物流の2024年問題に対応する。
 米の物流ロボティクスベンチャーRENATUS ROBOTICSの自動倉庫「RENATUS(レナトス)」を本格運用する。縦横に自在に移動する高速シャトルと独自のアルゴリズムを組み合わせた最先端の自動倉庫システム。

導入される自動倉庫のイメージ

 導入規模は、間口数が3546間口、設置面積は約660平方メートル。高さ5・5メートルまで保管可能で、入出庫能力は、1ピッキングステーションを1時間あたり最大500行が可能。完工後、さらなる導入面積拡大を予定している。
 導入により、ピッキング・集約・こん包の全工程を一人の作業員による一工程で完結する「ワンストップこん包」が可能になり、作業員を最大従来の2分の1まで削減できる。また、天井高まで荷物の保管ができ保管効率の改善も期待できる。機械が直接ピッキングするGTP方式(Goods to person)により従来の人の歩き回り作業を排除できる。機械によるピッキングで出荷の精度が向上し、ヒューマンエラーも防止する。