７月・WebKIT求車、３・５％減　水・畜産物増加も引っ越し貨物減少

　日本貨物運送協同組合連合会（御手洗安会長）が運営する求荷求車ネットワークＷｅｂＫＩＴの７月の荷物登録（求車）件数（確報）は、前年同月比３・５％減の12万4648件だった。水産物や畜産物、鋼材の需要が伸びた半面、引っ越し貨物、電気製品、木材、農産物が減少した。
　求車件数の増減を品目別で見ると、最も増えたのが水産物で同52・４％増、次いで、畜産物が同22・１％増、鋼材が同17・４％増、セメント製品が同10・９％増、食料品が同９・２％増となった。
　一方、最も減ったのは引っ越し貨物で同37・１％減。電気製品が同32・４％減、石油製品が同26・７％減、木材が同24・６％減、農産物が同20・1%減と低調だった。紙・パルプ製品や衣料・雑貨、飲料品の需要も減った。
　求車の成約件数は同１・２％減の２万2921件、成約率は同０・４ポイント増の18・４％だった。
　車両登録（求荷）件数は同４・９％減の１万3302件。車種別では冷凍車が倍増となった半面、車載車や重機運搬車、バン型の需要が減少。保冷車、ユニック、ウイング車、平型も減った。
　求荷の成約件数は同17・３％減の788件、成約率は同０・９ポイント減の５・９％だった。