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23/06/14

セイノーHD、「ロードマップ2028」を策定 ROE8・0%目標

 セイノーホールディングス(本社・岐阜県大垣市、田口義隆社長)は6月12日、2028年に向けたロードマップ(行程表)を策定した。売上高は年率4%増、営業利益率は年率10%以上を目指し、M&Aも視野に入れる。
 従来の積み上げ式の中期計画ではなく、株主を重視し、ありたい姿から逆算して成長スピードや収益目標を定めた。大目標は、3~5年以内のROE(自己資本利益率)8・0%以上。逆算して売上高や営業利益の成長率を定めた。営業利益率は23年3月期比1・5ポイント増の5・8%に目線を据えた。
 スローガンには「チーム・グリーン・ロジスティクス~共に創り未来に貢献する~」を掲げた。チーム・グリーン・ロジスティクスの目指す姿の中心には顧客の反映を据え、マッチングやシェアリングによる「空気をきれいにする世界観」、同業・他業種と容易につながるデジタル基盤による「ノーストレス」、物流周辺領域で顧客の手間をサポートする「ペイン解消」の3つを通じて「グリーン物流」を展開していく。
 物流事業では、保管・輸送を一体的に提供するロジスティクスと貸し切り輸送を成長のけん引役に位置付けた。中核事業会社の西濃運輸では、23年3月期に計約20%だった2事業の売上高構成比を3~5年後に計約35%に引き上げる。向こう5年で、特積みは年率2%成長を目指す一方、ロジスティクスと貸し切り輸送は23年3月期実績の2倍とし、それぞれ約600億円から約1200億円、約250億円から約500億円に急拡大させる。
 また、ROEは、23年3月期の4・3%から3~5年以内に8・0%以上とする。63・2%ある自己資本比率についても適正水準にしていく。