• 物流企業

23/06/07

NTTロジ、ケーブル分線業務の改善で作業員定着率を向上

NTTロジによるポスターセッションの様子

 NTTロジスコ(本社・東京、中江康二社長)は、5月に日本ロジスティクスシステム協会(=JILS)が主催した全日本物流改善事例大会で、同社名古屋物流センター(愛知県大口町)によるケーブル分線業務の改善に向けた取り組みが、ポスターセッション事例に選出された。
 名古屋物流センターでは従来、通信・電力ケーブルを取り扱う際に巻き取り・切断を行うケーブル分線業務について、高度で職人的なスキルと力を要する作業が求められることから、新規採用者の育成と定着率の低さが課題となっていた。
 そこで、「3K(きつい、汚い、危険)」から「NEW-3K(きちんと、綺麗に、気分よく)」をテーマに、動画マニュアルを導入し社員教育の平準化を図りつつ、倉庫内の5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)を徹底。電動カッターの導入などにより、体力の有無や体格によらず誰もが働きやすい作業環境への改善を図った。結果、作業者の定着率が向上した。
 ポスターセッションはポスターを使った改善事例の発表を行うもので、JILSが今大会から新設。NTTロジの他、F―LINE、アサヒロジなど4社の事例が選出された。