ＳＧムービングとリネットジャパン、家電回収を新たに３自治体で開始

　ＳＧムービング（本社・東京、角本高章社長）とリネットジャパンリサイクル（同・愛知県大府市、中村俊夫社長）は５月、使用済み家電を自宅から回収するサービスを北海道留寿都村など３自治体で新たに開始した。
　北海道留寿都村、愛知県南知多町、兵庫県芦屋市の３自治体と連携と協力に関する協定を締結し、自治体公認の使用済み家電回収サービスを開始した。
　使用済みのテレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンは、各家電メーカーが引き取りリサイクル処理する決まりだが、大型家電を自宅から運び出すのは難しく、無許可業者との回収を巡るトラブルや、電子レンジ・ドライヤーなど小型家電排出時に準拠する法律の違いによる回収手続きの煩雑さが課題。
　課題に対し、大型家電回収で小売業者と全国の収集運搬業者をマッチングするサービスを提供するＳＧムービングと、法律に準拠し宅配便で小型家電を自宅から回収するリサイクルサービスを提供するリネットジャパンリサイクルが、さまざまな廃家電の処分手続きをまとめて行えるプラットフォーム（基盤）を開発。昨年12月からサービスを提供している。連携協定自治体はサービス開始から半年余りで全国73自治体に拡大している。