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23/04/11
自動運転レーン、今年度新東名などで設定・優先か専用か検証
国は2024年度をめどに、新東名高速道路の一部区間などで100キロメートル以上の自動運転レーンを深夜帯に限り設定し、トラックを含む自動運転車運行の実現を目指す。経済産業省が中心となり、一般車と共同で使う「優先レーン」を前提に設定していく方向だが、自動運転車のみが使える「専用レーン」とするかも含め検証していく。
新東名の駿河湾沼津サービスエリア(SA)―浜松SA間の約100キロメートルなどに、深夜時間帯限定の自動運転用レーンを設ける計画。自動運転車向けにセンサーなどを等間隔に設置した優先レーンの実現を前提としているが、自動運転車の間に一般車が割り込んだ場合、都度別の車線に案内するか、自動運転車専用のレーンとするかを、コスト面も踏まえて1年かけて検証し、決める。センサーの適切な間隔についても検証していく。
また、具体的に深夜のどの時間帯を自動運転レーンとするかも今後詰める。
路肩にセンサーなどを設置
国は、一般車の動態や、落下物の有無、合流ポイントなどをリアルタイムで管理するためには、膨大な情報処理能力を持った大型のコンピューターを自動運転車に搭載する必要があり、実用化に向かないとみている。
自動運転レーンの設定に向けては、まずレーンの路肩にセンサーなどを取り付け、自動運転車に何メートル先に落下物がある、合流ポイントがあるといった情報を送る仕組みを構築していく考えだ。