大和物流、12月に「滋賀物流センターⅢ」を稼働

完成予想図

　大和物流（本社・大阪市、木下健治社長）は12月、滋賀県湖南市に「滋賀物流センターⅢ（仮称）」を稼働する。関西エリアに拠点を置く流通業者やメーカー向けの効率的な保管や輸配送拠点として運営し拡大する物有需要に応える。建材や産業機械、電子機器など幅広い貨物を取り扱う。
　新センターの所在地は、滋賀県湖南市西峰町２ノ４。名神高速道路竜王インターチェンジから約６キロメートルに立地。敷地面積は約6640平方メートル、鉄骨造地上３階建て、高床式。延床面積は8794平方メートル。
　積載量４・６トンの貨物用エレベーター１基と同１・５トンの垂直搬送機１基を備える。ドックレベラーの設置で、海上コンテナなどにも対応可能。
　滋賀県内最大級の工業団地「湘南工業団地」内に立地。名古屋市や大阪市までそれぞれ90分でアクセスでき、両都市圏への広域配送拠点としても適している。
　すでに稼働中の「滋賀物流センター」「滋賀物流センターⅡ」「志賀竜王物流センター」の３棟間と車両や人員の連携も行う。繁閑による在庫量増減にも対応し、安定的な事業運営を目指す。