国交省検討会、遠隔点呼、155社を承認

　国土交通省は昨年12月26日、運行管理の高度化を話し合う検討会で、今年１～３月の間に遠隔点呼の開始を希望するトラック・バス・タクシーの計155社の申請を承認した。
　このうち、トラックは111社で全体の７割以上を占めた。遠隔点呼を実施する運行管理者側は45営業所、点呼を受けるドライバー側は99営業所で国の定める要件に適していると判断した。すでに遠隔点呼を実施中の企業が営業所を追加したり、機種を変更したりする申請もあった。
　遠隔点呼は、Ｇマーク（安全性優良事業所）取得企業などの「優良事業者」に認めていたＩＴ点呼を、それ以外にも広げる制度。実施には国の定める要件を全て満たすことが必要で、昨年の開始以来、トラックでは計164社が導入している。