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22/10/31

ナイス、埼玉県越生町に関東物流センターがフル稼働

 住宅建材の卸売などを手掛けるナイス(本社・横浜市、杉田理之社長)はこのほど、埼玉県越生町の関東物流センターの全工事が終了した=写真①。首都圏でグループ最大の規模のセンターを活用し、物流体制の再構築と強化を図る。

保管と流通加工機能を強化しフルオープンした関東物流センター

 関東物流センターの所在地は、埼玉県越生町大谷352。稼働中の1期棟に隣接して建設した。敷地面積は4万1347平方メートル。2期工事では鉄骨造の平屋建て倉庫2棟を建設し、建築面積は2万789平方メートルと3万400平方メートル。1期棟と合わせて、首都圏のストックヤード昨日の中核として機能する。
 圏央道沿いの立地を生かし、首都圏全体を見据えた木材製品の保管を集約し、市場競争力や収益力の強化につなげる。また木材製品の加工機能などを加え、一層のサービス向上も図る。

ラックを設置し、木材を機能的に保管する

 今後、外環道沿線に立地する埼玉県越谷市の越谷流通センターの立て替えも計画。現場配送の中核である同センターを複層化し、機能強化を行う。
 ナイスは、全国の物流センター機能の再配置を通じ、輸配送体制の強化を目指す。その上で、顧客サービスの質を向上し、さらなる企業価値向上につなげたい考えだ。