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22/10/21

関根エンタープライズ、デジタルツールで社員の人材育成を実施

 関根エンタープライズグループ(本社・埼玉県越谷市、関根崇裕社長)は、業務上で必要とされる新しい知識やスキルを学ぶ「リスキリング(学び直し)」を行っている。さまざまな技術の変化に対応し、他社との差別化を図る。
 同社では、トラックドライバーが搬送資材の搬入だけでなく、設置、組み立てなどの現場作業も行う。そのため、運転技術だけでなく、建築関連の基本知識もデジタルツールを使って学べる環境を整備。建築資材の扱い方や工具の使い方、顧客への現場での対応方法、建築に関する知識や技術、一般的な経営知識などを、「Growth College」というeラーニングシステムを使って動画で学べるようにした。
 また、ドライバーはエッセンシャルワーカーであるため、仕事に対しての職業観や倫理観も学ぶ必要がある。このeラーニングシステムを使えば自社で用意した動画に加え、社員やドライバーが学ぶべきコンテンツも豊富にそろっており、リスキリングには最適。リスキリングによって、生産性の高い人材を育成している。
 同社では、これらの教育動画を全社員がスマホやパソコンから視聴し共通の学びを得ている。集合研修などでも、動画視聴後にディスカッションをしたり、社内の問題を共有する機会に活用している。

デジタルツールで学べる内容の一部。その他、社長自らが動画でメッセージを送ったり、テスト機能を使っての学びの確認なども行う