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22/09/02

大和物流、23年6月に「福島物流センター」をリニューアル

 大和物流(本社・大阪市、木下健治社長)は2023年6月、福島県本宮市の「福島物流センター」を建て替える。延べ床面積を約6倍に拡張。既存の建材などの貨物に加え、需要の高い電子機器などにも対応し、3PL事業の拡大につなげる=イメージ図

延べ床面積を6倍にし電子部品などにも対応する「福島物流センター」

 所在地は、福島県本宮市本宮名郷12ノ3。東北自動車道本宮インターチェンジ(IC)から約5・2キロメートルに立地。敷地面積は約8424平方メートル。鉄骨造3階建てで、延べ床面積は約1万1687平方メートル。床荷重は、1階が1平方メートルあたり2トン、2階と3階が同1・5トン。
 搬送設備は、積載量3・6トンと4・6トンの貨物用エレベーターが1基ずつ、1・5トンの垂直搬送機1基を設置。ホームとバースは高床式で、カゴ台車など車輪付きの機器をトラックに直接積み込める。また、トラックバースの半面は庇(ひさし)幅を20メートル確保し、袖壁を設置しているため、強風や雪などの天候に左右されない入出庫作業が可能だ。
 福島物流センターは、1998年しゅん工。建材や電気設備を中心とした保管・輸配送拠点として運営してきた。建て替えで保管面積を約6倍に増強し、近年高まる電子機器や通信機器関連にも対応する。
 また東北と関東の中間地点に立地する強みを生かし、中継輸送の拠点としても活用が可能。22年11月には宮城県仙台市に「仙台扇町物流センター」をしゅん工し、東北地方のさらなる基盤拡充を進め、2024年4月からスタートするドライバーへの残業規制などへの対応を図る。