浪速運送、段ボール削減の新配送プランを開始

　浪速運送（本社・大阪市、東宏剛社長）は、ハンガー輸送と繰り返し使える「通い箱」を活用した新配送プラン「新エコ物流サービス」を開始した。専用の通い箱をレンタルから回収まで一貫して行うことで、段ボールを通い箱に転換する負荷を軽減し、廃棄段ボールの削減につなげる。

　アパレル物流に強みを持つ輸送インフラを活用する。百貨店への配送や物流センターへの納品などで使われる段ボールの貸し出しから回収、管理までを浪速運送が行い、段ボールを通い箱に転換する時に発生しがちな負担を削減。段ボールの購入と同程度のコスト負担で、通い箱を導入することができる。導入に当たっては少量の通い箱での実験も可能。通い箱を荷主が購入する場合でも、運用面でのサポート行う。

　浪速運送は、洋服をハンガーに吊り下げたまま輸送するハンガー輸送で脱段ボールを支援してきた。今後は、通い箱によるサービスと併せて、顧客の多種多様な取り組みを支援したい考えだ。