サカイ引越、建築関連サービスのキャンディルと資本業務提携

　サカイ引越センター(本社・大阪府堺市、田島哲康社長)は８月15日、建築関連サービスを手掛けるキャンディル（同・東京、林晃生社長）と資本業務提携した。引っ越し事業と建物などのメンテナンスというそれぞれの強みを相互に活用し、相乗効果を狙う。
　サカイはキャンディルの筆頭株主である投資ファンドからキャンディルの株27・51％を13億1354万5200円で取得。持分法適用会社とした。
　それぞれの顧客への見積もり依頼の促進や、サカイが対応できずにいた引っ越し時の家具の組み立てなどにキャンディルのノウハウで対応。中長期的には、リフォームサービスの拡大に向けた取り組みなどを進める。
　まず、全国一括形式の建具や家具などの修理対応体制の構築を進める。今後、引っ越し時の家具分解や組み立て、リユース家具のメンテナンスなど共同で商品開発を進める。合わせて、拡販やオフィス分野への事業拡大などを推進する方針だ。労働力のシェアにも取り組む考え。