• 行政・業界団体

22/07/20

国交省、予約システムなど補助し中小の働き方改革支援

 国土交通省は7月19日、トラック予約受付システムなどの導入補助事業の募集を開始した。荷役作業や荷待ち時間の削減につながるシステムの普及を通じ、中小トラック運送企業の働き方改革を後押しする。
 補助事業は2021年度補正予算で盛り込まれたもので、予算額は2000万円。申請時点で5台以上の事業用車両を保有する資本金3億円以下、もしくは従業員数300人以下の中小トラック企業や、条件を満たす運送企業と連携する荷主などが応募できる。申請者は「ホワイト物流」自主行動宣言を提出していることも条件となる。
 対象となるのは予約受付システム、パレットなどの管理システム、ASNシステム、配車計画システム、受注情報事前確認システムの5種類。交付決定日から今年12月31日までの間にシステムを導入し、支払いを完了した企業に対し、1社500万円を上限に費用の半額を補助する。
 中古品の装置やソフトウエアや、自家用トラックに使用するために導入したシステムなどは補助対象とならない。また同じ予算で実施したテールゲートリフターなどの補助を受けた企業が、重複申請することもできない。
 申請受付は29日。問い合わせ先は全日本トラック協会交通・環境部、電話03(3354)1069。