• 行政・業界団体

22/06/28

国交省・港湾物流、効率化に向け機能見直しへ    

 港湾物流効率化へ、国土交通省は今年度、企業間の手続きを電子化するための情報基盤「サイバーポート」で帳票入力項目の見直し、海上運賃支払いの調査に取り組む。
 国交省は昨年4月からサイバーポートの一部機能を運用。さらに、利用中のフォワーダーや運送会社と各社物流システムとのデータ連携、帳票入力などにかかる時間計測を実証していた。利用企業などからは、帳票入力必須項目の設定による業務時間削減、為替取引や請求書に関わる業務で人手がかかっていた海上運賃対応の改善を求める声が出ていた。
 そこで今年度、帳票入力ではフォワーダーなどが必須項目を任意で決められ、取引先を設定すると画面上に項目が表示される仕組みの構築を目指す。海上運賃の支払いでは外航船を利用するフォワーダーなどの実態を調べ、見直しを検討する。
 また、将来的には他の貿易情報システムとも連携する計画だ。貿易取引に関わる情報基盤であるトレードワルツと情報入力で連携する。