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22/05/31

国交省、パレット利用拡大目指しT11型を推奨サイズに

 国土交通省は13日の有識者分科会で、パレットを活用していない荷主・物流企業に推奨する底面サイズとして、T11型(1100×1100ミリメートル)とすることを決定した。同サイズを標準とすることで、物流の生産性向上につなげる。
 推奨規格は、日本物流団体連合会の調査結果を基に決めた。昨年夏、物流連と日本倉庫協会の会員企業に行った調査から、T11型とT12型(1100×1200ミリメートル)の利用が多いことが分かり、分科会での検討を踏まえ、T11型を推奨サイズとすることを決めた。
 積み付けの高さは指定しなかった。今年夏ごろにもまとめる報告書に推奨規格を盛り込み、関係者に公表する。
 また夏以降は、パレットの管理・保有方法の標準化についても議論を開始する。30程度の荷主団体に対し、パレット利用の実態調査も行う。2024年3月末までに、運用方法も含め最終的な方針をまとめる。