国交省、過疎地域配送効率化も補助

　国土交通省は６月10日まで、「モーダルシフト等推進事業」の補助対象企業を募集している。物流総合効率化法の取り組みを支援する事業で、モーダルシフトや幹線輸送の集約化などに加え、今年度は新たに過疎地域のラストワンマイル配送効率化の運行経費も補助対象となる。
　荷主、物流企業でつくる協議会が補助の対象。総合効率化計画を策定するための調査事業の補助率は最大200万円で、省人化・自動化機器を導入する場合は500万円となる。効率化計画の実施事業は最大500万円の運航経費を補助し、自動化設備導入の際は最大1000万円となる。
　実施事業では今年度から、過疎地のラストワンマイル配送の効率化も対象とし、共同配送、鉄道・バスを利用した貨客混載の運行経費を補助する。
　申し込み用紙は国交省ウエブサイトから取得可能。交付決定は８月初旬を予定している。問い合わせは総合政策局物流政策課、電話０３（５２５３）８７９９。