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22/04/22
ライオン、ドライバーの体調管理支援サービスを提供開始
ライオン(本社・東京、掬川正純社長)は4月21日、職業ドライバーの体調管理の支援サービス「コンディションナビ」の提供開始した。睡眠の質や疲労感を「見える化」し、ドライバーと運行管理者が情報を共有するシステム。ドライバーの生活・睡眠の改善から安全な運転業務を後押しする。
ドライバーがリストバンド型のデバイスを装着し、睡眠状態や運転中のリアルタイムの疲労度を可視化する。運行管理者はパソコンの管理ツールでドライバーの体調や漫然運転リスク時間帯について把握し、データに基づく的確なアドバイスが可能となる。また、ライオンは個人・組織ごとの改善の施策などを導入企業に提案する。
同社はサービス開発に先立ち、睡眠改善による健康増進と労働生産性の向上を実証実験で確認。研究結果は2019年5月、日本疲労学会総会・学術集会で報告された。
ドライバーの労働環境をめぐっては高齢化・長時間労働などの問題が山積し、体調起因の交通事故は年々増加傾向となっている。厚労省の統計などによると、睡眠不足から集中力や注意力が低下し、交通事故の発生につながっている。