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22/02/10

ネクスコ西日本、新名神の全線開通は4年遅れの27年度中に

 ネクスコ西日本(本社・大阪市、前川秀和社長)は2月9日、新名神高速道路の八幡京田辺ジャンクション(JCT)・インターチェンジ(IC)~高槻JCT・IC間の連絡調整会議を関西支社で開き、開通目標を2023年度から27年度に見直した。用地取得に時間がかかったほか、想定を越える地盤の硬さなどで工事が遅延。新名神の全線開通は当初の計画から4年遅れとなる。
 同路線は全延長10・7キロメートル。土工区間が約2割、トンネル区間が約4割、橋梁区間も約4割で、構造物比率が高い。枚方市域では工場や住宅の密集地域を通過し、高槻市域では国道171号や東海道新幹線・JR・阪急の各鉄道を横切る。
 道路は、暫定4車線の計画。「周辺ネットワークの状況を鑑み、6車線化も視野に入れて」との要望もあがった。