日本ＧＬＰ、23年６月に流山市の物流施設・最終棟が完成

 

 

　日本ＧＬＰ（本社・東京、帖佐義之社長）は2023年６月、千葉県流山市に「GLP ALFALINK 流山」の最終棟をしゅん工する。総開発費は約200億円。関東の広域配送拠点として優れた立地で、全８棟の総延床面積は約90万平方メートル超。国内最大級の規模で最先端のソリューションを備え、顧客企業の物流オペレーション効率化を後押しする。
　最終棟「ALFALINK流山４」の所在地は、千葉県流山市小屋北。都心から約25キロメートル圏内で、常磐自動車道の流山インターチェンジ（ＩＣ）に近接する。敷地面積は約４万3700平方メートル。免震・ＲＣＳ造４階建てで、延床面積は約10万4000平方メートル。このうち１～２階は西濃運輸がターミナルおよび保管庫として利用する。
　

　全８棟の中でも、「４」は特にウェルネスの増進に寄与する設計。レストラン、リフレッシュエリア、バスケット・フットサル用のアリーナ、屋上庭園を備える。倉庫賃貸スペースは冷凍冷蔵対応、給排水換気対応のほか、自動化支援なども提供。食品やＥＣ（電子商取引）をはじめ、多種多様な業種のニーズに応える。
　構内の「ALFALINK流山８」には、佐川急便が昨年10月から入居。西濃運輸と合わせて２つの物流ターミナルが稼働することになり、輸配送の効率化が期待されている。配送拠点機能で出荷・集荷の効率を高め、保管機能で臨機応変なロジスティクスを提供。集荷の締め切り時間の延長などを実現する見通しで、環境負荷の低減にも貢献する。